Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
古田 琢哉
ANS RPSD 2018; 20th Topical Meeting of the Radiation Protection and Shielding Division of ANS (CD-ROM), 5 Pages, 2018/08
PHITSの最新バージョンには四面体メッシュ体系を取り扱う機能が導入されている。この体系は四面体を構成ユニットとし、三角形の面を繋ぎ合わせることで複雑体系を構築するポリゴン体系の一種である。四面体メッシュ体系はTetGen等のメッシュ生成ソフトウェアで、ポリゴン体系データを変換することで作成できる。これに加えて、線量分布等の計算結果を三次元可視化ソフトウェアのParaViewで読み込むため、必要な形式に出力する機能をPHITSに導入した。また、上述のTetGenは体系データをParaView形式に変換する機能も有している。以上の機能を組み合わせて使用することで、ポリゴンデータからTetGenで四面体メッシュに変換し、PHITSによる輸送計算を行い、結果をParaViewで体系と共に表示して三次元解析を行うという一連の動作が可能になった。
古田 琢哉
no journal, ,
従来のモンテカルロ輸送計算コードPHITSでは、平面や球面などの単純な面の組み合わせで、三次元体系の構築を行う必要があり、複雑な三次元体系を組み上げることが非常に困難であった。一般的なポリゴン形状を使用できる機能のPHITSへの導入については、ユーザーからも多くの要望が寄せられていた。そこで、ポリゴン体系の一種である四面体メッシュ体系を利用できる機能をPHITSに導入した。四面体メッシュ体系は最もシンプルでありながら自由な複雑体系を構築するのに十分な柔軟性を備えており、形式変換をすることでその他のポリゴンデータとも互換性がある。さらに本機能の導入に際し、輸送計算の計算時間を短縮する手法を開発した。これにより同数のメッシュ数であれば、計算負荷が最も小さいボクセルメッシュと同程度の計算時間で四面体メッシュ体系の輸送計算が可能となった。